楽々：アストロピンボールなんて知らない。

　タイトルは多分二十台位の超一部の人にしか分からないであろー。
ミュータントタートルズなんて知らないだろうな。今の白目じゃないヤツ。
劇中物凄い文明の進んだ星から来たニュートリノって若者四人組が
空飛ぶアメ車に乗っていってた一言が
「アストロピンボールなんてしらねえんだろうなー！」
半重力装置まで付けておきながら娯楽がピンボールなのにびっくりです。
当時の発想力の限界か、それともなんかこうレトロブーム的なので
ピンボールが惑星単位で超大人気になんて……なるわけないな。

それに当時のミュータントタートルズはそりゃーもう凄まじい日本への
誤解が渦巻いてました。小学生低学年でも分かる位。
タートルズはＯＰだけならこちら

　そもそも、ミュータントタートルズはミュータンジェンとかいう怪しげな薬品を
かぶって人型になった亀×４の話。

ストーリーの基本としては日本の忍術道場に所属するヨシハマタケシとかいう弟子が
忍術の師匠（すげーじじい）が道場を視察にきたときに、
サワキオロクとかいう同期にハメられて国外退去させられたのがそもそもの発端。
タケシはＮＹの下水道に住み着きネズミを友達として生きていました。
そしてそこに歩いてた子供が落とした亀四匹も加わり生活してた所に
ミュータンジェンが降りかかり、タケシはネズミ人間に、亀はタートルズに
変化したという話です。ミュータンジェンは一番身近にいたものに
（中途半端に）変化する性質があるらしい。

子供ながらに忍術道場での殺人未遂で国外退去とかびっくりしました。
というか、隠密忍者がそんな大っぴらに道場開いて国外退去なんて
させるような権力与えちゃってええんか。
いまだにアメリカにはマカロニウェスタンがあるっていう位の誤解です。

で、話を戻して亀人間なんて気持ち悪いものを人間に見つかると
やべーってんでタケシ（改名スプリンター）は彼らに忍術を教えました。
レオナルドに二刀流剣術を
ドナテロに棒術を
ラファエロにサイを
ミケランジェロにヌンチャクを教えました。
どうでもいいけどサイもヌンチャクも沖縄の古武術の武器です。
まともに忍術（忍者八門）らしいのは棒術位か。
ちなみに忍者八門は流派関係なしに絶対必修科目のこと
骨法術 気合術 剣術 手裏剣術
火術 槍術 遊芸 教門 の八つです。

にしても４人に教えて半分沖縄古武術とはスプリンター先生、
あなた本当に忍者ですか？
しかもスプリンター先生は皆がピザ好きなのとは違い、
一人巻き寿司なんかを食べてますが、覚えてる限り
劇中の寿司はカリカリとまるで乾物みたいな音がしてました。
スプリンター先生、それは寿司ではありません

そんな日本への誤解が渦巻いちゃってるミュータントタートルズは
なんと200話近くもやってたらしいです。覚えてないけど。
今やってるテレ東系じゃまず無理な数値ですね。
この数値が何より時代を感じます。