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野郎2匹の怠惰な日常を徒然なるままに書き殴るブログ。それがフルクッション。ああ恐ろしい。
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 今日の晩御飯は伊勢海老。何やら親戚の人が持ってきてくれたらしい。丸ごと一匹、しかもまだ生きている。

 うちのオカンは海老とか甲殻類は好きじゃないので、まるで手を付けない。ジジババも特に食べる気はないし、妹は外食。どうやら自分が独り占め出来るのではないかという・・・そんな状況。

 しかし、一つ問題がある。一体誰がこんなもん調理するというのか。体長は20cmを超え、触覚も含めれば全長40cm以上。モンスターである。調理の仕方が分からない。それに、怖い。生きてるし、動くし、暴れるし・・・。すげー怖い。

 オカンも「やだよこんな気持ち悪いの。どーすんの」と言って、調理拒否。自分も流石に動いてるモノをサクッと逝かせるのには抵抗があるし・・・。

 ここで救世主を呼ぶことにした。そう、ジジババのババの方である。こういう時に老人という存在は超力強い。「なんだん、そんなこと。」と言いながらズダンズダンと硬い甲羅に包丁を突き立ててゆく。「真に恐るべしはババ」とは良く言ったものである(魏志倭人伝より

 とりあえず、「動かないモノ」になってしまえば、もうこっからは自分の出番である。今回はあえて余分な調理は必要としない。「伊勢海老の尻尾の部分だけ丸焼き」を作ることにした。頭のミソが美味しいじゃないかと言う人も居るが、自分はアレがダメなのである。っていうか、料理じゃないじゃん。焼いただけじゃん。と言われるかもしれないが、それこそが「漢の料理」。海原雄山にすら文句は言わせん。

 無事に焼きあがった伊勢海老は、若干焼きすぎて固めになってしまったのものの、大変美味しかった。まさに素材の良さが伺える一品。炊きたてご飯との愛称も抜群だ。残った頭の部分は明日の朝、お味噌汁の具として登場するとかしないとか・・・。

 何はともあれ、ババの手によって短い生涯を終えた伊勢海老のご冥福をお祈りする。
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